舒米恩(suming)トークライブ

舒米恩(suming)と青木由香さん、若木信吾さんのトークライブに行ってきました。
sumingは台湾原住民、阿美族出身のミュージシャン。トーテムというバンドのボーカルでもあります。
青木さんは台湾在住の日本人で、台湾にまつわるエッセイやガイドブックなどを書いていらっしゃいます。最近発売されたFRaU台湾特集のコーディネートもされてます。
昨年、sumingと、彼のバンド、トーテムを捉えたドキュメンタリー映画「song for home」が公開されたのですが、それを撮影したのが若木信吾さん。今回は映画DVD発売を記念した日本トークライブツアーということで、イベントが開催されたのでした。

sumingのことは一度テレビでちらっと見て気になってました。
アトランタ五輪のテーマソングになったこの曲、正確には元曲ですが、これを歌っていたのが同じく阿美族のシンガー、郭英夫/ディファン・クォ(というか、古くから歌い継がれてきた曲だそうですが)でした。
そのシンガーの後を継ぐであろう若いシンガーという紹介のされ方だったように記憶しています。

その後偶然song for Home紹介のサイトに出会い、今回のイベントを知り…というご縁。
サイトのトップで流れる歌を聴いて、もうこれは絶対生で聴かねば!とすぐさまイベント参加申込をしたのでした。
http://totem-movie.net/
※音が出ます。

トークライブということで、阿美族の文化紹介もあり、これがおもしろかったです。
母系社会である阿美族では、女性が強い。結婚相手を決めるにも、女性が男性を追うそうで、お祭りのときに行われるその駆け引きの方法とか、独身男性が身につけているバッグと鈴の意味とか。
あと、男性の名前は必ず「役に立つ」モノの意味が込められていて、sumingは「炭」、sumingのお父さんの名前は「ちりとり」、おじいさんに至っては「男性の大事な2つの…以下略」という意味だとか(爆)。

そんな感じで楽しくスタートしたイベントでしたが、ライブ本番は期待通り本当にすばらしい!
魂に直接響くような歌声。
できたらマイクも通さずにやって欲しかったけど、Ust中継もやってたようなので仕方ないですね。でも、台東(sumingの故郷)の大自然の中で生でこの音楽を聴いたら本当に感動するだろうなぁ!!

台東といえば、イベントの冒頭で、青木さんが自ら撮影してきた台東の写真を見せてくださったのですが、これまた本当にきれい。緑が濃くて、海は穏やかで、鏡面になった水面に雲が映り込むほどで。是非一度じっくり滞在してみたいなぁ…
(実は今夏の旅行で台東を通りかかる予定。その翌日から台東でsumingの出演する音楽フェスがあるのですが、スケジュールがどうしても合わず涙を飲んでいます…)

そんな美しい台東ですが、厳しい現実もあるようで、阿美族の聖地とされる場所を政府が開発しようとして反対運動が起きている、というような話も紹介されました。今の政府ができるよりずっとずっと昔から住んでいた原住民なのに、後から決めたルールによって排除されてしまうという理不尽な現実です。
ちょっとずれますが、台湾では原発や核関連施設が、マイノリティである原住民の生活場所につくられているという話も聞きます。

話をライブに戻しましょう。

歌をただ聴いているだけのライブではありませんでした!
阿美族の伝統的な民謡では、主となる歌い手のリードに合わせて、他の大勢が間の手を入れるのですが、それを体験させてもらえたのです!さらに踊りも!

すごい嬉しい!
一度あの輪の中で一緒に歌ってみたかったんです。
もちろん本当は現地で、もっと大勢で、迫力満点であろう歌声に包まれるのが一番の夢ですが、でも嬉しいよう!

ちなみに歌い踊ったのはこの曲です。石頭歌というみたいです。

間の手は単純なので、さほど難しくないのですが、踊りのほうが、単純なのにやけに難しかった(笑)
動画の後ろのほうで複雑な手のつなぎかたをしてステップを踏んでるの、わかるでしょうか。これです。
本当のお祭りのときは、でっかい輪になって回りながら歌い踊るみたいです。

終了後は購入した映画DVDにサインをもらって、記念撮影もしてもらって。
webアップOKということなので、写真も上げます。

sumingはこの日日本に到着したばかり。翌日大阪で2本のライブ、そのまま東京入りしてまたライブ、さらにその後は気仙沼でも歌うみたいです。ハードスケジュールー!!!加油!

素敵台湾!
奥深くて、ますます近づきたいです。
まずは何としても言葉。中国語、私はこちらを加油です。

映画「soul kitchen」

今日はクロッキー会と画材買出し、の合間に映画を観てきました。
「Soul kitchen」。次の個展のテーマは食堂だしー、レディースデーだしー、という言い訳しながら…
あ、ソウルは「魂」のほうで、韓国の方ではありません。ソウルフード、ソウルミュージックのソウル。ドイツの映画です。

新聞のレビューで、なんとなく好みそうだなというアタリをつけて行ったのですが、ビンゴ!
ビジュアルも音楽もノリも好みでした。イェイイェイ。

やっとこさ経営しているような庶民派レストランに、仮出所の兄がやってきて、土地狙いの不動産屋がやってきて、天才シェフがやってきて、ミュージシャンもいて、恋人とはすれ違い…とまぁ、ドタバタものなのですが、そこに「ソウル」フードと音楽が絡めばそりゃもうご機嫌なわけです。
ドイツの移民問題もさりげなく織り込まれ…というのは解説を読んで把握したことですが(日本人にはわかりづらいですね)、なるほど多国籍風な、登場人物の個性豊かなルックスも混ざり合って、なんともええ感じの映画となっていました。
でっかいスクリーンでこの映画流しながら、ガツン系フードをわいわい食べたら楽しいやろうなぁー!

★予告編を…日本語バージョンよりこちらのほうがより雰囲気が伝わる気がするので英語のほうで…

そして音楽とビジュアル、もうエンドロールまでめっちゃかっこいいのです。エンドロールこそ観て、というか。ソウル・ミュージックのレコードジャケットの、ぶっといフォントばーん!派手シブな色使いドーン!写真コラージュじゃーん!みたいなあの感じ。(動画上がってないかなぁと探したけど、なかった…)

これはサントラもチェックせなーと思ってるのですが、残念ながらサントラのジャケットだとその雰囲気は薄いかな…
soul kitchen sound truck
むしろUKロックな感じ、決して嫌いじゃないけど、映画のパンフレットとかポスターのこっち↓のビジュアルのほうがぽいなぁと思うので、そこは残念…。

ドイツ版とか

UK版

のほうがまだ映画の雰囲気かなー…と思ったりも…(でも中のブックレットも気になるしね!)

なら国際映画祭「高木正勝特集」

久しぶりに音楽イベントに行ってきました。
なら国際映画祭の高木正勝さんの映像上映&ピアノソロコンサートです。

高木さんの音楽は、たまにちらっと耳にして良いなと思ってたくらいで
ちゃんと聴いたことはなかったのですが、
お隣の奈良県で、生演奏が聴ける機会だったので、これもご縁かと出かけました。

映画監督の河瀬直美さんとの対談や、ドキュメンタリーフィルムの上映もあったので
高木さんの、制作過程で考えていることや、音楽のイメージを垣間みれて興味深かったです。

高木さんの音楽って、身体感覚をすごく大事にしているんですね。
私は今は音楽はやっていないですが、
気持ちのままに音を出す(歌でも楽器でも)とか、
体を動かすってのはたまに無意識にやってまして(傍から見たらへんですよね、笑)、
なので、高木さんのおっしゃってることもそういうことかな、と共感しました。
観終わったあと、夫が「シャーマン的な…」と言っていたのですが、そうともいえますね。
でも、それは、自分の外にある霊的な物というよりは、究極の身体感覚。
この感覚って、ものづくりをする人間には絶対的に大切なものだと思います。
ただ、しかし、、私の場合……
音やダンスに関してはともかく、それが絵になるとどうなんだろう…
高木さんの音楽を聴きながら、この感覚を絵にするとしたら…というイメージをずっと追いかけていたのですが、逆に言うと、それができてないことが自分の課題なのかなーと思ったり…というか、まさにそうなんですよね…(しょぼん)

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以下、印象に残った言葉です。(正確な言葉は覚えてないので、そういった内容の言葉、ということで)

「(理想形としては)ダンスを踊りたいのかもしれない」
目指す音楽のイメージの例えとしておっしゃっていたこと。
なんかわかる気がします。
解き放ちたい、自分の身体感覚にぴったり一致させたい、ということでしょうか。

「聴かせるための音楽ではなくて、自分自身が楽しい音楽」
制作の究極であり、基本でもあると思いました。
自分の中にあるぼんやりした感覚をつかまえて、慎重に慎重にそのカタチを明確にしていく作業。
その間、自分のバイオリズムを絶対に裏切らないこと。
それを、どんな状況でも、お客さんの前でもストン、とできるようになれるのが理想と思います。

「(ある時期から)自然界にある音と自分の奏でる音で会話する感覚を得た」
それまでは海の音はあくまで海の音だったのが
ある時、自然音に対して自分が音を出したときに、自然とミックスされて一つの音楽になるようなそういう感覚を得たと。
そういうふうなことをおっしゃっていました。

「(制作中は)風の色が見える」
解き放ち、研ぎすます…。
なのに、日常に戻ると見えなくなる、それが大変なんだ、ということもおっしゃってました。
戻れなかったらそれこそ大変なんでしょうけども(現実としては)、
感覚をある程度コントロールして現実社会に対応することと、
感覚を全開にして研ぎすますこと、またその範囲を広げるべく自分を磨くこと、
その行ったり来たりが、ものづくりの人間の日常といえるよなぁと思いました。

それにしても、ドキュメンタリーフィルム(或る音楽)で演奏されていた、Tai Rei Tei Rioのライブが素晴らしかった!
会場はスピーカーの限界か、ちょっと残念な部分があったのですが、それだけに生演奏、聴きたかったなぁ!!。

あと、今調べて知ったんですが、奥様が高木紗恵子さんなんですね。今日音楽と映像見ながら、似てるなぁと思ってたのでびっくりして納得!
紗恵子さんの絵も、印刷媒体でしか観た事ないので、こちらも機会があったらぜひ実物を拝見したいです。

オタマトーン

先日購入したおたまトーン。

ときどき触ってたのですが、すごい演奏動画に出会って、ついつい夢中でコピーして遊んでしまいました。
Crying moon

触ったことない人には普通の楽器として見えちゃうのかも、なのですが
おたまトーンでこれを演奏するのはなかなかに楽しすぎるのです。

私はピアノ経験しかないので、弦楽器のように、曖昧な、揺れた感じの音が出せるというのがめちゃ楽しい!
加えて、自分の感覚だけを頼りに手を動かしてメロディーをつなぐのもなかなか燃えます。

次は実際に誰かと一緒にやってみたいといなぁ。
私の担当パートは、おたまトーンと口笛で!

雨です

rainy-day-music

雨の日の音楽

雨が続きますね。
昨日も日記に書いたSpangle call lilly line(以下SCLL)、雨にとっても似合うなぁと思います。
早速レンタルしてきました。

今日は仕事に一区切りつけて、平面の作品にトライしていました。
イラストレーションの仕事でやっていこうと決めてチャレンジ中の身ですが、
ことあるごとに、自分の絵についてのコンプレックス、恐怖心みたいなのはちらちら顔を出します。
暗いことを書いてしまうといくらでも出てきてしまうので今回は避けますが、なんとかそういうことに負けず、のびのび自由にやって行きたいなと
できないことにとらわれず、これからやってみることを楽しみにしていきたいなと。

昨日、SCLLを聴くと反省モードに…と書きましたが、同時に、心を素直に、感じることを大切に、という気持ちにもなります。
その気持ちで絵を描きたい。
多分、今の私に足りないのはそういうこと。