中学2年の夏の日を思い出します。陸上部で中距離をやっていた頃。
熱心なクラブで、もともと運動が得意でない私は毎日ほとんど辛い思いだけで練習に出ていたのですが、その数日はいつもと全然違いました。
体が軽い。気持ちよく風をきって走れる。
200mのトラック3周、600mのタイムトライアル。
1周目はちょっと早めのこのタイムで入って、2周目は維持。3周目でペースを上げて、ゴールはこのタイムで…。2周目は維持とはいっても、疲れてくるので自分の体感としてはややペースアップで…。
頭にはクリアなイメージがあり、体はイメージどおりに動き、その後も走るたびにタイムが上がる、そんな数日間。
しかし、そんな日は突然に終わってしまいました。
直後にスタートした塾の夏期講習。練習を休んだ期間としてはほんの1週間くらいだったと思います。
でも、その後、あの数日間みたいな気持ち良さを味わうことも、タイムがあがることも、二度となかった。
女子のスポーツ選手はメンタル面含めたケアに、男子より断然神経を使うといいます。
当時の顧問の先生も、「男子は階段状に力をつけていくのに、女子は上がったり下がったりする」というようなことを言っていました。
思春期、体にバランスも急速に、スポーツにはむしろ向かない方向に変化していく女子にとっては一番苦労する年齢。
当時の私もそれに当てはまったのかもしれません。
けれど、思い出すと同時に思うのは、もっと普遍的なこと。
全体のイメージを具体的に持つことの大切さ。
何かが上を向いた一瞬、アクセルを踏むタイミングは逃しちゃいけないということ。
それと、
結果の見えない中間地点でも、ペースを落とすことだけはせず、「淡々と」足を進めること。
今日は、ちょっとだめな感じの日。
でも、やめない、ペースは落とさない。淡々と、足を進める。
淡々と進めるためにも、イメージや計画を見失わないように。
明日もまた続けられる幸せを想って一日を終えよう。
