日食

20120521eclipse

雲の加減と、ピンホールの焦点合わせで手こずり、残念ながら金環の瞬間は見られませんでした。
でも、大阪は天気に恵まれ、良い一時になったのじゃないかと思います。
とはいえ、明らかに独特の雰囲気があたりを包みますし、昔の人はさぞかし怖かったでしょうねぇ…

上の写真、専用メガネなどは用意していなかったので、即席ピンホールにで撮影。
ピンホールとか、木漏れ日とかが太陽と同じ形になる理由とか、日食と同時に気温が下がって雲が出てくることとか、単なる夕暮れとは違う光の変化とか、カラスが騒ぎだすとか、そういう現象についていろいろ観察したり考えたりするのが面白いです。
ドリカムは好きですが、太陽のリング!とかのロマンチックな話より、こっちの話のほうがわくわくする(笑)

世界観。

運動でもしようかなぁと、ここ最近、何度か近所の文化センターなどを覗きにいってたのですが、実に色々な講座があることを改めて知りました。
「新聞紙でつくるエコバック講座」とか。
なんだよそれ、誰がそんなもんにお金だしてわざわざ学ぶんだよ。大体そのバッグ使うの!??と突っ込みたいところですが、注目すべきはそこではないのでしょう。
世の中・商売・金儲け、中身ではなく口先一丁だ、あ、いえ、そんな言い方したら下品ですね、何事もプレゼンテーションだ、というべきでしょうか、そういうことを思いました。
実際、お金出して学びたい人が存在するから講座があるんですしね。

例えば、
料理ものすごくうまいけど盛り付けやテーブルコーディネートがイマイチ < 料理はそこそこだけど見せ方がピカ一。
商品はものすごくいいんだけど、ディスプレイが適当 < 商品一点一点は他でも買えるけど、セレクトと見せ方がかっこいい。

人類一般的な志向なのか、現代の在り方がそうなのか、わかりませんが、少なくとも今私が生きている先進国の隅っこでの現実はそう見えます。

口先一丁なんて言いましたが、もちろん、適当な言葉でええように言い繕う、という程度の意味じゃないです 。
ストーリーを感じせ、世界観を見せる。
新聞エコバッグだって、新聞でできたエコバッグが欲しいと思わせているわけではなくて、思いがけないものから結構な見栄えの、しかも使えそうなものが作り出せる、というその物語に参加者は惹かれるんだと思うのです。私がやってる絵やものづくりの世界でも同じです。
しかし、私はどうもそういうところが苦手です。

料理は好きだけど、盛り付けはもちろん、テーブルコーディネートなんて正直どうでもいいし、自分がつくったものも、誰かいいようにアレンジしてよーん、と思ってしまう方です。商売をするという意味では、明らかに弱点だと思います。
(そもそも作るもんが大したことないやん、という批判はもちろん受け付けますが)

世の中、こういうケースは溢れているんでしょう。
そんじょそこらの料理研究家より料理が上手な主婦はたくさんいるでしょうし
売れっ子自己啓発本作家よりはるかに深い言葉を持つおじいさんもたくさんいるでしょう。
何が違うかというと、本人にその気があるかないかという話を除くとすれば、それを外に向かって見せ(られ)ているかどうか。
中身が全くダメなものであれば、いくらストーリーを作り上げたところで意味を成しませんが、ある段階でもって、商業的には、中身の重要性と外見の重要性が逆転する(ことも多い)、そんな感じがしています。

コミュニケーションだとか4Pだとかプレゼンテーションだとかマーケティングだとか、一生懸命勉強しましたが、自分が行動しながら感じ取ることは、歩みはやたらにノロいですけど、格段の立体感を持って見に染みます。

【個展情報】はなうた人形展 in 許許兒 (xu xu wear)

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exhibition dm
exhibition information

4月の台北・士林での個展に引き続き、台北市内で展示を開催しています。
今度はとても可愛い洋服屋さん!偶然士林のカフェに立ち寄ってくれた店主のyayaが私の作品を気に入って、声をかけてくれました。なんて素晴らしい!o(^▽^)o
ファッション関係とのコラボ、やってみたかったのですごく嬉しいです。
yayaのお店、許許兒(xu xu wear)は、オーガニックコットンを使ったオリジナルデザインの洋服を置いています。
オーガニック商品というと、素朴でちょいダサ可愛で…というイメージで展開されることが多い印象ですが、yayaの洋服はいい意味でオーガニックぽくなくていいです!
最寄り駅は中山駅。日本人の多いエリアなので、立ち寄り易いかと… 春水堂や鶏家荘六條店、新光三越が比較的近くにありますよ。最近オープンした一風堂の角を曲がってすぐです。

在台北新的個展開始了!
許許兒是一家好可愛的衣服店。
歡迎大家來看看!:)

はなうた人形展 in xuxu wear「伊藤尚子愉快哼唱的娃娃」
2012/5/2(wed)〜6/15(fri) Open/11:00 Close/19:00
※日曜日はお休みです。?週日休息。
許許兒
104台北市中山區中山北路一段83巷3之2號1樓
info@xuxuwear.com.tw
tel:02-2567-0816 fax:02-2567-0892

【読書】北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック

☆10個つけたい。とても良い本。
台湾に興味のある人はもちろん、台湾人日本人みんなにお薦めしたい。

「もう一つの中国」という副題は、台湾の人、中国の人にとってどういう意味を持つ表現なのでしょうか?
台湾は台湾、中国ではない、という現在の台湾の人の気持ちを受け止めたい私にとって、少し気になる点ではありますが、決して台湾が中国の一部だと主張する内容ではありません。
「もう一つの」というのは、本書がオリンピックの歴史を一つの軸としており、台湾の呼称をめぐって様々な駆け引きがあったことを示しています。

1972年冬季オリンピック札幌大会に、台湾からスキー選手が派遣される。雪のほとんど降らない国からなぜ?という疑問がこの本のスタートとなります。
背景には、直前の台湾の国連脱退という政治事情があるのですが、
本書では、戦後の、中国共産党と国民党の争いを発端とする、台湾と中国の関係を追いながら、台湾人スキー選手たち一人一人の人生を、丁寧に紹介していきます。

この、選手一人一人に向ける、著者の眼差しがとにかく暖かく、とてもいい。
裏に政治事情があるとはいえ、個人個人は、初めてのスキー、初めての外国に気持ちを昂らせる普通の若者であり、それぞれに女の子を追っかけてみたり、厳しいトレーニングに耐えながら少しずつスポーツ選手らしく成長していくというストーリーがあります。
その様子が活き活きと伝わり、著者が、とても誠実に、元選手たちとの信頼関係を築きながら取材にあたったのだろうな、という印象を受けました。とても上質なノンフィクションといえると思いました。(この著者の別のノンフィクションも、ぜひ読んでみたい。)

また、選手を育てた日本人スキー監督(日本でスキートレーニングの基礎を確立した第一人者)や、監督およびその一族;アルペンスキーで唯一オリンピックメダルを取っているのが、監督の親族なのですが、彼らを紹介するなかで書かれる、日本のスキー誕生の歴史もとても興味深い。
人との出会い、偶然の不思議について感じる点も多かったです。

現実として、スポーツと政治は無関係ではいられない。
選手としての活動を終えた後も、その影響は様々な形で選手の人生に影響を与えます。
なんだかんだと言いながら安定した日本に生きてきた私にとって、国の、国際社会での立ち位置が揺れ動く中で生きるというのがどういうことなのか、その中で、一人の人間として暖かい心を持ちながら生きるというのがどういうことなのか、思いを馳せずにいられませんでした。

思えば、私が台湾に強い興味を持つようになったのも、この「国、国際社会、一個人」の関係を意識させられたからです。
旅行者の私に、侵略者であったはずの、かっての統治国の言葉(日本語)で優しく話しかけてきたおじいさん。経済的に発展し、治安の不安も少ない国が、国として認められていないんだ、と知ったときの驚き。国同士の関係に生活を揺さぶられ続けてきたという歴史と、目の前にいる人達の明るさ、暖かさ、おおらかさのギャップ。

この本の眼差しは、私が興味を惹かれた、まさしくそのポイントに向けられていて、それゆえに強く共感したといえます。

台湾の歴史と日本の歴史は無関係ではいられません。
東アジア全体で見てももちろんそうです。
個人レベルに視点を移せば、一時は同じ言葉を話し、同じ価値観に基づく教育を受けた;強要されたというべきですが…;人達がすぐ隣の国にいる。
彼らとの交流から感じ取ること、彼らの人生を通して自分たちを改めて省みること。
その重みと、興味深さ、そして幸せを思うのです。

ユースホステルものがたり

少し前のブログにもチラッと書きましたが、今開催中の台北での個展が終了後、すぐまた同じ台北の別の場所で展示が始まります。
次の展示のスタートと、今の展示の終了は同じタイミングなのですが、次の展示があるということは、つまりお片づけに行かなくてはいけない!ということで
6月にも再び訪台することになりました。

もちろん嬉しいのですが、重なってくるとやっぱり懐具合は厳しいわけで、今回は経済的理由及び好奇心から、ユースホステル的なところを予約してみることにしました。アジアって宿安いイメージあるかもしれないけど、台北高いのよ。日本と変わりません。
幸い、妹がユースホステルを利用した経験があり、アドバイスをもらいながら宿選び。台北市内は土地勘があるので、初心者の最初の第一歩としては良い機会でもあります。

世界のバックパッカー御用達のユースホステルの予約には、いくつかの専門サイトがあるようです。
空室状況や価格だけでなく、宿泊した人のレビューも載ってるので参考になります。レビューといえば、日本国内ではステマなんてのも話題になりましたが、バックパッカー界にとって、クチコミというのは伝統的に(?)重要な要素のはず。複数のサイトで大きく違いがなければ参考になると判断しました。
いくつかのサイトをざっとみた後、“Hostel.com”と ”Hostelworld.com”というのがメジャーっぽいので、こちらを使って比較検討。
この時点で、条件の良さそうな宿はすぐに埋まっていくみたい…ということに気づいたので、内心少々焦りあり。初心者としては、バストイレ含むプライベートルームを選びたかったのですが、なかなか厳しい。かといって、ドミトリー(相部屋)はゆっくりできないだろうしなぁ…気合で乗りきれるお年頃は過ぎちゃったのよねぇ…ということで、バストイレは妥協(といっても最後まであがく)、プライベートルーム限定で探すことにしました。
しばらくサイト内をさまよった後、交通の便が良く、評価も高い宿に決定。日本語表示のできるHostelworld.comで予約することにしました。この2サイトに関しては、表示価格も同じだったので。

さて、宿を選び、日程を指定し………が、なぜかここに来て最後のクレジットカードが通らない。入力間違いかもよーとメッセージが出るので確認するが、問題なし。
仕方なく、こちらでの予約を諦め、英語表示のHostel.comで同じ宿を予約、無事完了。まぁ英語とは言っても必要項目は同じですからね。大丈夫なはずです。
すぐに自動返信の確認&ID,PWを知らせるメールが届き、宿の担当者からもフレンドリーなサンキューメールが届いてほっとしておりました。
ユースホステル、初めてだし不安だけど、決めてしまえば結構楽しみ。迅速な対応に親しみと安心感も湧いてくるってものです。

ところがその2日後、Hostel.comからproblem with processing your credit cardというメールが。このままカードが通らなかったら自動的にキャンセルされて、その旨メールが届きます。通ったらbooking has confirmedっていうメールが届くからねぇ…だって。
ええ?予約完了時点でカード認証済んでたんじゃないのかよ!???だいたい、booking confirmationのメールはもう来てるし!!!!と、いや、ちょっと待て。
confirmation と has confirmed て意味が違うのか!?(カチャカチャ…FBに疑問を書きこむ。英語の堪能なお友達、親切にすぐコメントくださる。ええ、違います。あなたの予約申し込み内容を「確認してね」とあなたの予約が「確認されました」は違うのです。…おお!)
がーん。。。

念のため、サイトの中のマイページにログインして、予約状況をチェックしてみたのですが、これまた、がーん…予約申し込み直後に確かに表示されていた、予約内容情報が消えてる…つまりこれ、キャンセルされてる…ついでに、私が予約したはずの部屋の空室状況を見に行くと、あらら、予約可になってるし…

どうしましょう。
さっきのメールによると、キャンセルされたらされたとメールが届くよ、てことになってるから、待つのが順序だけど、待ってる間に別の予約が入っちゃう可能性があるってこと…
頭を悩ませてると、予約サイトからさらにメール。「あなたのページに予約に関するメッセージが届いてます。マイページを見てね」。お、結果が届いたのかな?とすぐアクセスすると、今度はログインできない。えええ??何で?何でーーーーーーーーあれ?
ちょっとまて。
私はHostels.comで予約をした。先にも書いたとおり、Hostelsworld.comでは予約が完了できなかったからだ。しかし今届いたメールの差し出し人はHostelworld.com。
Hostel.comのログインパスワードは予約完了時に貰ってるけど、予約してないHostelworld.comのパスワードは 貰ってない。当然ログインもできない。あたりまえだ。でも、そしたらこのメールは何だ?しかも、本文に記されている予約番号はHostel.comのものと同じ。なんだこれ?

この時点で2つの混乱。
予約結果はどうなるのか? > だめだった場合、予約しなおすまで空室はあるのか?
何で別々のサイトから同じ予約番号でお知らせが届くのか?

でも、後者の疑問はすぐにうっすら、恐らくは解けた。この2つのサイト、きっと同じなんだ。worldはworldの文字の如く、多言語対応サイトって意味なのだ!…多分ね。となれば、ここはスルーして構わない。
部屋を確保することを優先しよう。
ということで、直接宿にメールしてみました。こうこうこういうわけで、キャンセルされちゃうかもしれない。でもそうなったらもう一度予約するつもりだから、それまで部屋キープしてもらえますか?とな。
一晩明けてすぐ返信が来た。OK,だったらPayPalで直接予約金振りこんでくれたら、部屋は準備しますよー。しかも、ちょっと安くしとくよー。だって!やったー!

幸いPayPalのアカウントは既に持ってたので、すぐに手続き。
宿からの確認メールも無事届いて、一件落着。多分。
いや、一つ気になるのは、予約サイトの私の部屋が未だ予約可能になってるってことなんだけど。
ダメ押しで、「メールありがとう。○月○日から4日間、○○の部屋ね!!!!」て返信をしておきました。

ああ。大丈夫かな、大丈夫かなー。

ま、大丈夫じゃなくても、泊まる場所自体がゼロなわけじゃないし、土地勘のある街だからその場でホテルも探せるし…何とかなるよね。

ゴッド・ブレス・ミー!