行けば行くほど自由なんです

ほぼ日での、草刈民代さん、周防監督、糸井さんの対談を読みました。
対談後半の草刈さんの言葉、
「行けば行くほど自由なんです」
なんてかっこ良くてうなずける言葉なんでしょう。

草刈さんは表現者、芸術家として、未だ道のない道を進んでいくことについて言っているのですが
私としては、モノをつくる人間として共感すると同時に、普通の人が自分の人生を生きるにあたっても当てはまる言葉だと思いました。

自分で考え、自分の良いと思う選択肢を取ると、周囲から批判されるのは日常的なことです。
例えば、「楽しく仕事したい」と言えば「仕事は辛いもんだ」と言われる。
楽しいという言葉の捉え方自体が人それぞれという前提問題はあるにせよ、
みんな我慢してるんだからお前も我慢しろ、という理屈はしょっちゅう突きつけられます。
苦労こそが美徳、地道に努力してればいつか報われるという日本人好みの価値観でしょうか。

「電話は面倒だし、相手の都合もあるんだからメールで」と言えば
「メールなんて失礼だ」なんて言われることもあります。
それが習慣だ、この世界はこうなんだ、って話です。
電話が最先端だった頃は「電話なんて失礼だ」だったのに、そんなこと忘れちゃうんでしょうね。

ここ最近、私の「生き方」に関する興味として
「評価経済」や「ノマド」というキーワードがあります。
既存の価値基準にとらわれず、より自分にフィットした、より時代にフィットしたやり方で
自分にとって幸せな居場所をつくっていこうよ、という考え方です。
(評価経済については、玉置沙由里さんや、岡田斗司夫さん/子飼弾さんなどがブログや著書で触れていらっしゃいますので、興味のある方は読んでみてくださいね。)

私もモノ作りをしていて、あるいはどうにも商売が苦手だということもあって(苦笑)こういった考え方はとってもしっくり来るので、
自分が実践するにはどうするのがいいかな、と地味にチューニングしているのですが
恐らくこういった事も、ある人たちから見れば、甘ったれたユートピア論でしかないんだろうと思います。

理想の実現を甘えやユートピア論で終わらせないためには、もちろん徹底して実践し、お腹に力を入れて内外の障害物に抗わなければなりません。
が、その時に「行けば行くほど自由なんです」という言葉はとても響く!
そう。批判や反論、障害物はあろうとも、やっちゃえば、形になっちゃえば、その段階ごとに確実に自由になれるんですよね!

この言葉に至るいろいろなお話、どれも興味深いのですが、芸術やモノ作りにしろ、生きる事そのものにしろついて回る「お金」や「環境」についてのお話もおもしろいです。
いくつか引用させていただきますが、よかったら通して読んでみてくださいね。

お金を稼ぐことがどれだけ大事か

でも、機会をもらって映画に出て、
世間的な知名度が上がったおかげで
バレエの仕事が増えた。
そのぶん収入も変わりました。
そうすると、
自分に必要だと思うトレーニングやレッスンに
ものすごくお金が
つぎ込めるようになったんです。

私がそういうことをやりはじめたら、
周りの先生たちに
ものすごく批判されたんですよ。
「トレーニングと組み合わせても、
 バレエダンサーの体にはならないよ」と。
でも私は、ケガを克服していかなきゃ
ならなかった。

結局7年間で
腰痛は一切なくなって、体も変わり、
踊りのレベルもすごく上がりました。
やはり自分が思う存分使えるお金がなければ、
なかなかそこまではできません。

私はわりと性格的に強いところもあるし、
ほかの仕事をしても
踊りをやりきるという筋は曲げなかったので
いろんなチャンスを
踊りを活かすためのものにできました。
でも、それを踊ってる本人全員に
求めるというのも、ほんとうは変な話です。

行けば行くほど自由なんです。

でも、こういう題材を映画にして、
こんな作品ができたということがあれば、
映画を作る人たちにも、もっと
「あ、なんでもありかな」って
思ってもらえると思う。

映画監督でも踊る立場でも、やりようによって
その人なりに行きつく所が
絶対にあるはずです

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