This is it

まず一言。

映画館でおとなしく座って観るのは困難極まる映画です。

マイケル・ジャクソンには正直、ほとんど興味がなくて、
亡くなったときも、同年代友人たちの反応っぷりに「え?うちらってマイケル世代ちゃうやん??」てちょっと冷静な目でしか見てなかったのですが
この映画についてはあまりにも各方面で評価が高くて
マイケルがどうとかいうより、モノづくりのプロセスとしてすごい、と言われるので気になってたのです。

今日は旦那さんが休みをとってて、おまけに金曜朝一の上映は1000円、て書いてあったので行ってみました。

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マイケルには興味がないとは言っても、もちろん何曲かは観たり聞いたりしたことがありますし、その風貌のうんぬん…とか、諸々の事件も耳にしています。

映画を観て、まずそういう「エキセントリックさ」に関するネガティブイメージ払拭。

マイケル、普通やん!!

普通って、もちろん平凡て意味じゃないですよ。
ステージに立つ人間として、プロとして、ど真ん中、てこと。

映画の中で、メンバーの一人が彼を「フレンドリーで謙虚」と評していましたが、まさにそうでした。スターでありリーダーでありながら、チームの一員としてつくりあげて行くということを、非常にまっとうかつ自然な姿でやっているように見えました。
チームメンバーにとっても憧れの人ではあるけれど、決してカリスマ性で振り回すということではなかったみたい。


「I just can’t stop loving you」という曲(合ってる?)のリハ映像は象徴的だったな。
喉を使いすぎたくないから、(リハでは)本気で歌わせないで、というマイケルに対して
歌いたいんでしょ?歌ってよ、もっとやってよ、と煽るスタッフや、完全に一ファンに戻ってエキサイトしてるメンバー。
みんな、本当に音楽が好きで、ステージが好きで、マイケルが大好き。
マイケル自身も心底楽しんでる様子で。

本番を迎えることはなかったツアーだけど、リハの間中、メンバーもスタッフも最高の時間を過ごしていたに違いありません。
みんな本当に幸せそう。


パフォーマンスというのはあくまで「本番」を見せるものだけども、
しかしそのメイキングのエキサイティングさってのは、これ、なんでしょうねー。

私は、音楽とか、舞台に立つという経験のある人間だけど、今回はそのことに感謝しました。
ステージの上での高揚感とか、ライトや音楽の気持ち良さとか、お稽古ごと/市民会館レベルではあっても、自分なりの経験を通じて共感できることが良かったなぁーと。
人生万歳やわ。

もちろん、そういう経験がなくても、何かしら共感させ感動させ得るものだと思うんですけどね。


それにしても、冒頭に書いたとおり、です。
基本的に音楽やステージものにはすぐ「私もやりたい−」てなっちゃうのでますます。
まぁ私もおとなしくしてましたけど、靴の中では足が踊ってました…
大画面のまま、どこか素直に動けるスペースでまた観たいわー