続けて読んだ小説2冊がどちらもとても良くて嬉しいです。

梨木香歩さんの「家守綺譚

と、
カズオイシグロさんの
わたしを離さないで」。

どっちもずっと気になってた作家さんだったのですが、なんとなく機会を逃していたのです。でも読んで良かった!

共通するのは、起承転結のストーリーだけでなく、言葉で紡ぎだされる描写そのものが素晴らしいということ。これはとても私好み。
あと、鍛錬を積んだ人の文章とはこういうものだ!というのをつきつけられて素直に感動できたこと。
ちょっと文章が得意、というのと、真剣勝負で鍛錬積みました、というのは全然違いますね。当たり前だけど。目の前にそれをつきつけられると感動だし、嬉しい。

カズオイシグロさんのは、翻訳小説なんだけど、それを意識せずに読む事ができたのもよかったです。
翻訳小説って、文化背景がわかりづらいだけでなく、どうしても言い回しに違和感があってひっかかることが多いのですが(で、いつも原書で読めるようになりたいわーとか思うのです。思うだけなんだけど。)、それがなかった。作品そのものの力なのか、イシグロさんのルーツが日本だからなのか、翻訳の力なのかはわからないのですが。
この内容についての感想はまた別途書こうと思います。

梨木さんのは世界観もすごく好きだった。
この作品だけでなく、昨年くらいからずっと気になってる「世界観」があって、それにつながりそうな映画とかもいくつかあって、なのに見逃したりしてて。
でも、見逃してちゃいかん!と。これだけ続けて同じ匂いのするものがアンテナにひっかかるというのは見ろ!というサインだな。
DVDや映画見るのって(まとまった2時間取られるというのが)ちょっと苦手で、自分で借りることもほぼないんだけど、ちょっと積極的になってみようと思った。
もちろん本も!